メッシ、C・ロナウド、グアルダード、オチョアの4人がW杯5回出場組に

W杯本大会の最多出場記録は5回で、これまでその記録を持っていたのは4人しかいませんでした。今回開催されるカタールW杯では新たに4人がそのW杯5回出場組に加わることになりました。以下の選手はいずれも2006年W杯から出場しており、今回で5大会連続で出場メンバー入りを果たしています。

リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)

メッシはこれまでアルゼンチン代表として164キャップ、90得点を記録していますが、W杯本大会では19試合に出場して7得点という記録を残しています。

2014年のブラジル大会では決勝まで進みましたが、W杯を手にすることはできませんでした。カタールで好成績を収め、準決勝に進出すれば、7試合が出場記録に追加されることになり、マテウスの持つ25試合出場の記録を抜いて26試合出場という最多記録を達成することになります。

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)

C・ロナウドはこれまでポルトガル代表として191キャップ、117得点を記録していますが、W杯本大会では17試合に出場して7得点という記録を残しています。

自身初めてのW杯本大会であった2006年W杯で自己最高の順位である4位となりました。メッシより2試合出場数が少ないため、仮にカタールで決勝まで全試合に出場したとしてもマテウスの記録を上回ることはできません。

アンドレス・グアルダード(メキシコ代表)

メキシコのキャプテンであるMFのグアルダードはこれまでメキシコ代表として177キャップ、28得点を記録していますが、W杯本大会では12試合に出場して1得点という記録を残しています。

カタールW杯では中盤の選手層が厚いため、常にスタメンでプレーすることはないと見られます。同じく5回目の出場となるオチョアと共にベンチから出場選手を応援することが多くなりそうです。

ギジェルモ・オチョア(メキシコ代表)

GKであるオチョアはこれまでメキシコ代表として130キャップ、得点ゼロという記録を残していますが、W杯本大会では8試合に出場して得点ゼロという記録を残しています。

史上最高のメキシコ人GKとメキシコ国内で呼ばれているオチョアですが、W杯本大会では何度か控えに回っていたため、出場試合数は少なくなっています。

また、これまでに5大会連続で出場メンバー入りを記録していたのは以下の4人です。

ローター・マテウス(ドイツ代表)

ドイツ代表のMFとして150キャップ、23得点を記録したマテウスは、1982年から1998年まで5大会連続でW杯本大会に出場しています。本大会では25試合に出場して6得点という記録を残しました。

90年のイタリアW杯ではチャンピオンとなり、82年のスペインW杯、86年のメキシコW杯では準優勝という輝かしい成績を残しており、「ワールドカップの王様」と呼ばれることもあるようです。

ただ、面白いのは最多出場記録がイコール、最多出場時間記録とはなっていないことで、マテウスの2047分という出場時間を上回る2217分という記録をパオロ・マルディーニ(イタリア代表)が持っています。

ラファ・マルケス(メキシコ代表)

メキシコ代表のDFとして148キャップ、15得点を記録したマルケスは、2002年から2018年まで5大会連続でW杯本大会に出場しています。本大会では19試合に出場して3得点という記録を残しました。

他のメキシコ人選手と同様、5回ともベスト16で敗退しています。

ルイジ・ブッフォン(イタリア代表)

イタリア代表のGKとして176キャップ、得点ゼロを記録したブッフォンは、1998年から2014年まで5大会連続でW杯本大会メンバーに選ばれています。本大会では14試合に出場して得点はゼロでした。

98年大会は完全に控えで出場することができませんでしたので、実際に出場した本大会は4回です。2006年のドイツW杯では優勝しています。ブッフォンにとって無念だったのは予選で敗れて2018年W杯に出場できなかったこと。もし予選を突破していれば、史上最多の6大会連続W杯本大会メンバー入りという記録を手にしていました。

アントニオ・カルバハル(メキシコ代表)

メキシコ代表のGKとして48キャップ、得点ゼロを記録したカルバハルは、1950年から1966年まで5大会連続でW杯本大会メンバーに選ばれています。本大会では11試合に出場して得点はゼロでした。

W杯では全試合に出場したわけではありませんが、当時のメキシコを代表するキーパーでした。1929年生まれで現在93歳という「生ける伝説」です。

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