ドイツ代表、ラウンド16進出確定も先発変更なしの理由

EURO2024が熱気を帯びる中、ドイツ代表チームはスイスとのグループリーグ最終戦を控えています。すでにラウンド16進出を決めているドイツですが、ディフェンス陣の4人がイエローカードを受けている状況にもかかわらず、ユリアン・ナーゲルスマン代表監督は先発メンバーの変更を考慮していません。これはなぜなのでしょうか。kickerの記事を元にお伝えします。

継続する先発メンバーへの信頼

ナーゲルスマン監督は、アントニオ・リュディガーとジョナサン・ターのセンターバックコンビをはじめとするディフェンス陣に絶大な信頼を寄せています。彼らは既にイエローカードを受けているものの、監督は「現状では、変更は予定していない」と明言しました。ナーゲルスマン監督は、「リズムを維持することが重要」と強調し、チームの一貫性と連携を重視しています。

イエローカードの状況を考慮しない理由

ナーゲルスマン監督は、イエローカードの状況を考慮しない理由を明確に述べています。「もし今、アンドリッヒを休ませてパスカル・グロスに代え、ロブが安全にラウンド16に出場できるようにするとしたら、パスカルに対して失礼だ」とし、チーム全員への信頼を示しています。
「全員がトーナメントモードが許す限りプレーすべきだ。出場停止が必要なら、誰であろうと投入できるという信念を持っている」と同監督は語っています。

レロイ・サネの扱い

一方で、レロイ・サネはハムストリングの炎症のため、3度目のベンチスタートとなります。ナーゲルスマン監督は「レロイは長い間苦しんでいて、再発を心配していた。彼は特別な選手だから、リズムを取り戻す時間が必要だ」と説明し、サネに対する配慮を示しています。

グループリーグ最終戦に向けて

スイス戦に向けて、ナーゲルスマン監督はチームのリズムを崩したくないと語り、「この試合に勝って、さらに連勝して自信をつけたい」と述べています。ドイツ代表は、ギリシャとの最終テスト(2-1)を含めると、このところ3連勝しており、その前の3試合も負けなし(2勝1分け)でした。目標はこの連勝記録を伸ばすこと–最大の自信をもってノックアウトステージに進むことが重要だとの認識のようです。

*過去記事 ドイツ

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