イスラエル五輪代表、厳重警備の中でパリ五輪初戦へ

パリ五輪で日本五輪代表が第3戦に対戦するイスラエル五輪代表。もちろんすでにフランス入りしていますが、かなり厳しい警護の中で行動していると、フランスのスポーツ紙レキップが報じています。

厳重な警備体制

7月19日にパリに到着したイスラエルチームはクロアシー・シュル・セーヌの多目的公園で練習行なっていますが、クロアシーのスタジアム前では、市の命令により駐車と通行が禁止されており、スタジアムに入るためには厳重なセキュリティチェックが行われたとのこと。イスラエル大使館の担当者や多数の警察官が配置され、選手たちは常に警備員に囲まれていたそうです。

フランスの内務大臣のジェラルド・ダルマニン氏は、「イスラエル代表団は24時間体制で警護される」と発表しており、イスラエルはアメリカやイラン、ウクライナと並び「高リスク」な代表団と分類されています。

政治的な緊張

国内外の緊張が高まる中、パリで開催された親パレスチナ集会では、イスラエルのスポーツ選手は歓迎しないとの発言があったとのことで、ダルマニン大臣はこれを「非道」と批判しています。イスラエルとハマスの軍事衝突が影響し、政治とスポーツが交錯する状況となっています。

パレスチナ・オリンピック委員会の要請

パレスチナ・オリンピック委員会は、イスラエルがガザへの攻撃でオリンピック休戦を破ったとして、イスラエルのオリンピックからの即時排除を要請しています。過去にウクライナ侵攻でロシアが排除された事例を引用し、同様の対応を求めています。

まとめ

イスラエル代表は緊張の中でオリンピックのサッカー競技に臨み、スポーツと政治の交錯が続く中で注目の初戦、マリ戦を迎えます。彼らの初戦は7月24日の夜、パリのパルク・デ・プランスで行われる予定です。

同じ組で7月30日に対戦するだけに日本にとっても気がかりな状況です。

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