ドイツ代表が選んだ2026年W杯の“勝負拠点”とは?ノースカロライナ決定の全内幕

ドイツサッカー連盟(DFB)は、2026年FIFAワールドカップにおける代表チームのベースキャンプ地として、アメリカ合衆国ノースカロライナ州のウィンストン・セーラムを選定したことを正式に発表しました。ユリアン・ナーゲルスマン監督が自ら視察を行い、選手のコンディション維持に不可欠な移動の最小化とプライバシーの確保を両立できる環境として選ばれました。


歴史的な邸宅グレイリン・エステートを完全貸切

ドイツ代表は大会期間中、ウィンストン・セーラムに位置するグレイリン・エステートに滞在します。この施設は100年近い歴史を持つ城のような外観のブティックホテルで、DFBは全85室を貸し切ることで、チームだけの閉鎖的な空間を確保しました。ナーゲルスマン監督は、過去の大会で利用したアディダスの本社内施設ホームグラウンドと同様に、選手たちがリラックスしながら団結力を高められる隠れ家的な雰囲気を高く評価しています。

原文リンク: DFB – FIFA World Cup 2026™: Germany to Establish Team Base Camp in North Carolina(英語)

ウェイクフォレスト大学の最新施設を練習拠点に

日々のトレーニングは、滞在先から徒歩や自転車で10分圏内にあるウェイクフォレスト大学の施設で行われます。特に、全米屈指の大学サッカースタジアムとして知られるW.デニー・スプライ・サッカースタジアムを含む3面の天然芝ピッチが使用される予定です。ナーゲルスマン監督は、広大な北米大陸を舞台とする今大会において、練習場への移動による身体的・精神的な負荷を極限まで減らすことが、パフォーマンスの最大化につながると強調しています。

原文リンク: Reuters – Germany pick North Carolina’s Winston-Salem as World Cup base(英語)

東海岸拠点からグループステージ3都市へ転戦

ドイツ代表はグループEに振り分けられており、グループステージではキュラソー、コートジボワール、エクアドルと対戦します。初戦は6月14日にヒューストンで行われ、その後トロント、ニューヨーク(ニュージャージー)へと移動します。

ウィンストン・セーラムは、これら各都市への直行便が豊富なシャーロット空港から車で約1時間の距離にあり、ロジスティクスの面でも戦略的な利点があります。チームは6月2日にドイツを出発し、シカゴでの最終調整を経て6月8日からこのベースキャンプに入ります。アディダスは代表チームの公式パートナーとして、移動やトレーニングを全面的にサポートする予定です。

原文リンク: Bundesliga – Germany announce 2026 FIFA World Cup headquarters(英語)


まとめと展望

ドイツ代表がウィンストン・セーラムを拠点に選んだことは、2014年ブラジル大会での優勝を支えたカンポ・バイアのような、理想的なチーム環境の構築を目指す戦略の表れといえます。近年のワールドカップで早期敗退が続いていたドイツにとって、静寂な環境での集中的な準備が、古豪復活の鍵を握ることになりそうです。3月に予定されている親善試合や、最終的な代表メンバーの選考プロセスも含め、本大会に向けた準備は最終段階に突入します。

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