ブラジルサッカー界からまた一人、輝かしい若き才能が現れました。その名はエンドリック。わずか17歳でありながら、彼は大人の中でプレーし、その実力で世界を驚かせ続けています。コパ・アメリカ2024に出場するブラジル代表に選ばれ、背番号9を与えられた彼は、今大会注目の若手選手のひとりとして注目を集めています。
早熟の天才：エンドリックの成長過程
エンドリック・フェリペ・モレイラ・デ・ソウザ（Endrick Felipe Moreira de Sousa）は、2006年7月21日にブラジルのブラジリアで生まれました。サッカーキャリアの初期段階から才能を発揮し、パルメイラスのユースアカデミーに加入しました。取り巻きたちは、「13歳の時、彼はすでに15歳か16歳だった」と彼の早熟ぶりを説明しています。
2022年にパルメイラスで史上最年少でプロデビューを果たした彼は、これまで3シーズンを過ごしています。ブラジル代表としては2023年11月17日に行われた2026年W杯予選のコロンビア戦で代表デビュー。2024年3月24日のイングランド代表、3月27日のスペイン代表との親善試合で共に得点を挙げ、ペレに次いで2人目となるブラジルA代表において17歳以下で2試合連続ゴールを決めた選手となりました。
特異な体格とフィジカル
エンドリックは、小柄でありながら非常に筋肉質な体格を持っています。身長172cm、体重75kgとがっしりした体格で、太ももは「恐ろしい」ほど太いと評されています。この体格のおかげで、彼はフィールド上で強いインパクトを与え続けています。
卓越したプレースタイル
エンドリックのプレースタイルは、中盤近くでの動き出しが特徴です。彼の優れたボールコントロールとドリブル技術は、相手ディフェンダーを容易に突破し、ゴールに向かうための強力な武器となっています。さらに、彼はミドルシュートを得意とし、相手ゴールキーパーにとって脅威となる存在です。
ボタフォゴ戦での活躍
2023年11月2日のボタフォゴ戦では、エンドリックは3-0とリードされていたチームを救う活躍を見せました。相手ゴールから30メートル離れた位置でボールを奪い、一人でチャージをかけ、2点目のゴールを決めました。彼のボールコントロールとドリブル技術は、この試合で改めて証明されました。
レアル・マドリードの期待
エンドリックの才能に注目しているのはブラジル国内だけではありません。レアル・マドリードは、2022年12月15日、2024年夏からの加入が内定したことを発表しました。推定移籍金は100億円とも報じられています。彼のインターセプトやボール奪取の能力、そしてプレッシングに対する積極性は、トップレベルのチームでも通用するものと言われています。
まとめ
エンドリックは、ブラジルサッカー界の未来を担う逸材です。彼の早熟な才能と卓越したプレースタイルは、今後のさらなる成長と活躍を予感させます。現在の彼のパフォーマンスはすでに世界中のサッカーファンや専門家から「次世代のスター」として高い評価を受けており、その成長と進化は非常に楽しみなものとなっています。
