2026年FIFAワールドカップの第3フェーズ「抽選販売」が終了し、その申請数が5億件を超えるという驚異的な数字が発表されました。これは前回のカタール大会(約2300万件)を大幅に塗り替える、スポーツイベント史上最大の需要です。特定の対戦カードへの申し込み集中や、今後の当選通知スケジュールなど、詳細な動向をまとめました。
33日間で5億件、1日平均1500万件の驚異的な申請数
2025年12月11日から2026年1月13日までの33日間にわたって実施された抽選販売において、世界211のすべてのFIFA加盟国・地域から合計5億件以上の申請が寄せられました。1日平均に換算すると約1500万件の申し込みがあった計算になります。
今回の大会から出場枠が48チームに拡大され、試合数が104試合に増加したこと、そして北米という巨大な市場で開催されることが、この過去最高の需要を支える要因となっています。FIFAは、すべての申請をクレジットカード情報に基づいて検証しており、公平な抽選プロセスを進めています。
人気カードの集中:マイアミの「コロンビア対ポルトガル」が最多
全104試合の中で最も申請が集中したのは、2026年6月27日にアメリカ・マイアミで開催されるコロンビア対ポルトガルの一戦でした。これはマイアミ周辺に居住する膨大なコロンビア系コミュニティの熱狂と、ポルトガルのスター選手への関心が合わさった結果と分析されています。
申請数上位の試合は以下の通りです:
- コロンビア vs ポルトガル(6月27日、マイアミ)
- メキシコ vs 韓国(6月18日、グアダラハラ)
- 決勝戦(7月19日、ニューヨーク・ニュージャージー)
- 開幕戦:メキシコ vs 南アフリカ(6月11日、メキシコ・シティ)
- ラウンド32の試合(7月2日、トロント)
申請者の地域傾向とグローバルな関心の高まり
ホスト3カ国(アメリカ、メキシコ、カナダ)を除き、最も多くの申請を送り出した国々には、ドイツ、イングランド、ブラジル、スペイン、ポルトガル、アルゼンチン、コロンビアが名を連ねています。
FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は、「1ヶ月強で5億件の申請があったことは、単なる需要ではなく、世界的な声明である」と述べ、サッカーの普及と拡大が確実に進んでいることを強調しました。また、スタジアムに入場できないファンのために、各地でのファンフェスティバルやオンライン体験を充実させる方針も示されています。
当選発表と今後の購入プロセス:2月5日の通知を待つ
今回の抽選販売の結果は、2026年2月5日以降に、すべての申込者へメールで通知される予定です。当選者および一部当選者(複数の希望試合のうち一部のみ当選)に対しては、登録されたクレジットカードから自動的に代金が引き落とされます。
今回のフェーズで落選した場合でも、大会直前に実施される「先着順」の最終販売フェーズでチケットを入手できる可能性があります。また、FIFAは公式の再販・交換マーケットプレイスを運営し、非公式な転売による無効なチケットトラブルからファンを保護する対策を講じています。
まとめと展望
5億件という数字は、2026年大会が物理的な規模だけでなく、世界的な関心においても史上最大のスポーツイベントになることを確信させるものです。特にマイアミやグアダラハラでの特定の対戦カードへの爆発的な人気は、現地の宿泊施設や交通インフラへの大きな負荷を予見させます。
2月5日の抽選結果発表後、当選者は「FIFA PASS」を利用したビザ取得などの具体的な渡航準備に移行することになります。今後、さらなる追加販売や再販プラットフォームの詳細についても注目が集まります。