2026年W杯ダラス最新情報:DARTによる大規模「バス・ブリッジ」と鉄道強化策

2026年FIFAワールドカップ(W杯)の開幕まで半年を切り、日本代表が2試合を戦う「ダラス・スタジアム(AT&Tスタジアム)」に向かう交通網の整備の状況が明らかになっています。

ダラス高速鉄道(DART)は1,800万ドル(約27億円)以上の予算を投じ、公共交通機関のない開催会場への大規模な臨時輸送ネットワークを構築します。

直近の発表に基づき、DARTが計画している具体的な輸送戦略について詳しくお伝えします。


DARTによる大規模「バス・ブリッジ」と鉄道強化策

ダラス・フォートワース地域全体が「39日間のラッシュアワー」状態になると予測される中、DARTはスタジアムへの直接的なアクセス手段を持たないファンのため、臨時のバス専用ルートや鉄道の増強案を策定しました。これにより、試合日ごとに1万人以上のファンを公共交通機関で運ぶことを目指しています。

スタジアムへの直行便:「バス・ブリッジ」計画

DARTは、ダラス中心部の「ビクトリー駅(Victory Station)」とアーリントンの「ダラス・スタジアム(Lot H)」を結ぶ、50台のバスによる大規模な「バス・ブリッジ(Bus Bridge)」を運行します。 このバスはI-30高速道路の急行車線を優先的に走行し、1試合あたり約4,000人のファンを輸送する計画です。往復の所要時間は約100分と見積もられており、試合開始前および終了後の3時間に集中して運行されます。

鉄道網の拡張:TREの増便と車両リース

ダラスとフォートワースを結ぶ「トリニティ・レイルウェイ・エクスプレス(TRE)」は、試合日に30分間隔のピーク時ダイヤで運行されます。 輸送力を最大化するため、DARTはミネソタ州のノーススター線から機関車や客車をリースし、通常よりも長い4~6両編成の列車を投入します。TREの「センターポート/DFW空港駅(CentrePort/DFW Airport Station)」からは、スタジアムへの「ラストワンマイル」を繋ぐ民間のシャトルバスが運行され、約6,000人の利用客を支える予定です。

主要イベント会場へのアクセス強化

スタジアム以外の主要拠点についても、既存の公共交通網が大幅に強化されます。 「FIFAファンフェスティバル」が開催されるフェア・パーク(Fair Park)へは、DARTグリーンラインの運行頻度を10分間隔に引き上げます。また、国際放送センター(IBC)が設置されるケイ・ベイリー・ハッチソン・コンベンションセンター周辺でも、路面電車(ストリートカー)やバスの増便が行われ、世界中から集まるメディア関係者の移動をサポートします。

まとめと展望

DARTの輸送計画は、北米で最も公共交通の利用が困難とされるアーリントンでの開催という課題に対し、50台のバスキャラバンと州外からの車両調達という異例の対策で挑むものです。 この計画は、2026年の本番に先立ち、主要なイベントや大規模なテスト運用を通じて微調整される予定です。特に、ファンの滞在先やホテルの分布に合わせたバス停の追加設置なども検討されており、今後より詳細な運行スケジュールが公開される見通しです。

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