1月14日にサブリ・ラムシ新監督を招聘したチュニジア代表。3月の親善試合の相手が、当初報じられていた「アメリカ・ノルウェー戦」から「ハイチ・カナダ戦」に変更となりました。
3月トロント遠征の全貌と「北米適応」への執念
チュニジアサッカー連盟(FTF)は1月20日、3月の親善試合をカナダのトロント(BMOフィールド)で開催することを正式に発表しました。以前の報道で有力視されていたアメリカ代表およびノルウェー代表との「プレステージ・マッチ」は最終段階で合意に至らず、代わりにW杯共催国のカナダ、そして北中米の伏兵ハイチとの2連戦が組まれました。
- 3月28日:チュニジア vs ハイチ(20:00/トロント)
- 3月31日:チュニジア vs カナダ(19:30/トロント)
この変更の最大の理由は、ラムシ新監督が提唱する「開催地環境への完全適応」にあります。トロントはチュニジアがグループステージを戦う開催都市(モンテレイ、カンサスシティ)と時差が少なく、環境に慣れるための最適な拠点と判断されました。
ラムシ監督は会見で「カナダは今や北米屈指のインテンシティを誇る。彼らと戦うことは、グループステージ初戦で当たる日本代表のスピード感に対する格好のシミュレーションになる」と、具体的な対戦相手の想定を明かしています。
- 原文リンク: Mondial 2026 : la FTF dévoile le calendrier des amicaux – Le Temps News(フランス語)
- 原文リンク: Tunisia to face co-host Canada in World Cup tune up – Pan Africa Football(英語)
まとめと展望
チュニジア代表の親善試合カードが「ハイチ・カナダ」へと変更されたことは、単なるスケジュールの修正ではなく、ラムシ体制が「現実的な勝利」を最優先した結果と言えます。アメリカやノルウェーといった強豪を避けて、北米の気候への適応と、日本やオランダに近いプレースタイルを持つ相手との実戦を選んだチュニジア。3月末のトロントで見せる彼らの新スタイルが、グループFの勢力図をどう塗り替えるのか、目が離せません。