日本対スペイン:スペイン側から見たパリ五輪準々決勝のキーポイント

パリ五輪の準々決勝、日本対スペイン戦が日本時間の8月3日0:00のキックオフで行われます。この対戦を前にスペインのスポーツ紙マルカが試合のレビュー記事を掲載していますので、紹介します。

スペインチームの改善と結束

スペインのサンティ・デニア監督は、「我々全員が改善する必要があります。医師、選手、用具係、医療スタッフ全員です。準決勝に進むためには、スペインの最高のバージョンが必要です。我々は良いグループであり、良い家族であり、今こそその連帯と仲間意識を発揮すべき時です」と語っています。主力選手が戻ってくる中、ジョアン・ガルシア(背中の問題)とアレハンドロ・イトゥルベ(不調)のみが出場が疑問視されています。

守備の強固さが求められる

スペインの課題は守備の強固さだとマルカの記事は指摘しています。グループステージの3試合すべてでゴールを許し、準備段階でも同様だったことを問題視しています。マルク・プビルは、「試合を支配しているように見えても、一瞬の気の緩みが許されないことを学びました。五輪ではどのチームも非常に優れており、どんな機会でもゴールを狙ってきます。ボールを持っている時に少し無防備になり、警戒を怠っていると反撃を受けます」と語っています。同選手は筋肉の過労から完全に回復したと報じられています。

日本の強力なパフォーマンス

日本についてグループステージで最も注目されたチームの一つだとマルカは形容しています。パラグアイ、マリ、イスラエルと同じグループで首位を獲得し、フランスと並んで全勝、無失点を記録したこと、そして、フランスとアメリカと並んで最多の7ゴールを挙げたことを指摘しています。デニア監督は「日本は良い守備構造を持ち、動きが活発で質の高い選手が揃っています。ほぼ完璧なプレーをしなければなりません」と覚悟を持って試合に臨む必要があることを強調しています。

過去の対戦と今回の展望

マルカは両者の過去の対戦について、東京2020オリンピックの準決勝でも対戦し、その試合は延長戦に突入し、マルコス・アセンシオが115分に決勝ゴールを決めたことを振り返り、日本チームにはその時の選手は残っていないものの、スペインではフアン・ミランダとエリック・ガルシアが再び出場することを紹介しています。

デニア監督は「選手たちはやる気に満ちています。多くの選手が欧州選手権やワールドカップの経験を持ち、この種の試合では全力を尽くす必要があることを知っています。その経験は重要です」と述べ、「試合は細部で決まると予想しています」と締めくくったそうです。

まとめ

この試合に向けて、日本とスペインの両チームの戦いがどのように展開されるのか、期待が高まります。両チームの強みと課題を踏まえ、どちらが勝利を掴むのか、目が離せません。

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